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校長ブログ

飽くなき向上心(より良い授業の模索)

 昨日の本ブログにて、本校では6月と11月を「授業研究月間」と設定し、先生方が相互に授業を見学し合い、積極的に意見交換しながら授業力向上に取り組んでいることや、私たち校長や教頭など普段授業を担当する機会のない管理職も授業を観察していることはお知らせしましたが、そうした取組の中で先生方に対しても校長の立場として感じることがあります。

 それは、授業の見学をさせてもらった先生方の殆どが、その日のうちにフィードバックを求めて校長室を訪れてくれることです。

 これは、先生方が授業を見学した管理職に対して助言を求めていることを意味しており、先生方が自身の授業を少しでも良いものにブラッシュアップさせたいという想いが行動となって現れているものだと捉えています。

 外部の皆さまから見れば、一見「当たり前のこと」と感じるのだと思いますが、現代の先生方は本当に多忙で、毎日様々な業務に追われるように分、秒単位で対応している現状があり、自身のことではなく生徒や保護者、他の教職員など組織に直接かかわることを最優先事項として対応しているため、なかなか自分のための時間を確保することが難しいのが現実なのです。

 そうした忙しい状況の中でも、ほとんどの先生が授業見学後その日のうちに校長を訪れ、授業に関して意見交換するための時間を作ってくれています。また、そうした場面での先生方は、教科や専門科目はもとより年齢や経験、スキルなどに関係なく総じて謙虚な姿勢で意見交換に臨んでくれており、そうした飽くなき向上心を持った姿に教育者としての高い自覚とプライドを感じます。

 先生方は、常に「生徒の為に…」を最優先と考えており、生徒の自己実現をより効果的に支援するためという共通の目的を達成するために様々な面で自身のスキルアップに取り組んでいます。家庭の状況や世の中の構造など時代とともに変わりゆく変化に伴い、現代の学校社会では教員や学校に求められる業務が多様化・複雑化しており、その分だけ先生方もマルチなスキルやタフさを求められている現状があります。

 そうした中でも、教員に求められる最も重要なスキルは生徒に学問を授ける「授業力」なのであって、先生方も、それぞれが拘りをもって授業に臨み、生徒を高みへと導こうと奮闘しているのです。

 授業を見学させていただいた先生方が校長室を訪れてくれるたびに、先生方の「授業を大切にしよう」という想いを強く感じるとともに、多忙な日常の隙間を縫って助言を仰ぎ自己研鑽に努めている先生方がいる限り、生徒たちの未来は必ず開けていくものと確信しています。そして、そんな先生方とともに、生徒の成長を見守っていきたいと思います。

学びの根幹「授業」(授業見学で感じること)

 4月に新年度を迎え、クラス開きや各種保健行事、遠足や中間考査などの学校行事に加え、先生方も生徒たちも新たな組織の中で、慌ただしく1年間を見通した計画や目標などの設定を経て、令和8年度のあらゆる取組が軌道に乗ってきたところとなりました。

 こうした状況の中で、日々多忙を極める先生方も、6月に入り年度当初の慌ただしさが一段落し、時間的にも精神的にも少しずつゆとりが生まれ始めるこの時期、学校では教職員による「授業研究月間」が始まりました。

 この取組は、様々な校務や生徒対応に追われて普段なかなか授業に関するスキルアップのための研鑽の時間を確保することが難しい状況にある先生方に対して、校外における研修などへの参加は難しくても、校内で相互に授業を見学し合って意見交換に取り組むことによって相互により良い授業を模索し、生徒たちに対してより質の高い授業を提供することを目的としており、先生方にとっての繁忙期を踏まえた上で、2つの月(6月と11月)を学校独自に「授業研究月間(授業力を高めるための相互研鑽月間)」と位置付け、授業の質の向上に取り組んでいるものです。

 本校では、校長の学校経営方針の最重要課題に「授業第一主義」を掲げ、先生方には数多ある職務の中で授業を第一に据え日々研鑽に取り組むとともに、自己実現を目指す生徒たちにとって個別最適な学びの機会を提供することを求めています。

 多様な進路の実現を夢見る生徒たちが在籍する本校にとっては、もちろん、個別最適な学びを提供するためには個別の対応が重要であることは言うまでもありませんが、すべての生徒たちの自己実現のためのスキルアップの根幹となるのは、やはり生徒全員が必ず取り組む「授業」なのだと言えます。

 また、夢に見る自己実現を果たす生徒たちに共通する特長として、個別の特別なプログラム以前の問題として「授業における学びに真剣に取り組む姿」や「自らの意思で学びに向かおうとする意志」が確立していることも、紛れもない事実となっています。だからこそ先生たちは、生徒たちにより効果的な学びの場を提供するために、多忙な校務の隙間時間を活用して自己研鑽を重ね、授業スキルの向上に取り組んでいるのです。

 私自身も、先生方が授業を相互に見学し合うこうした機を捉えて、授業の様子を見させてもらっています。目的はもちろん先生方と一緒により良い授業を模索することですが、一方で生徒たちの日常生活の様子を観察する良い機会にもなっています。

 授業を見学するために教室に入ると、どのクラスでも生徒たちはにこやかに迎えてくれます。一方で、ひとたび授業が始まれば教科・科目に関わらず表情が変わり、真剣なまなざしで集中して授業に臨む生徒たちの姿を目にします。特に、グループワークやペアワークなどの対話的活動は手慣れたもので、性別や相互の関係性などに関係なく活発に意見をぶつけ合う姿が見られます。ノートやプリントなども概ね奇麗に纏められていて、生徒たちが普段から授業に真剣に向き合っていることが伝わってきます。少し欲を言えば、理想の自己実現を果たすためには、如何に自分の中で主体性や課題意識を高め、自らの意思で学びに向かうことに拘れるかが、更なる一歩先の未来を手にするための分岐点なのではないでしょうか。

 草東生たちは、どの生徒たちも授業にしっかりと向き合って自己実現のための自分磨きに取り組んでおり、落ち着いた雰囲気で日々の授業が展開されています。また、そうした前向きに学びを得ようとする生徒たちに正対し、より良い学びを提供するために研鑽を積み、生徒個々の状況に気を配りながら、力強く伴奏し支援する教員の存在が本校の最も大きな強みでもあります。

 校長としては、先生方にも生徒たちにも、日々前向きな努力を積み重ねているのだからこそ、自分たちのスキルや経験、信念や信条などに自信をもって、自身が理想とする未来の姿をその手で掴み取ってほしいと願います。

 頑張れ、草東生!目指せ、東輝く!

「お子さま支援体制」確立の場(三者面談)

 本年度初めての定期考査である1学期中間考査が終わり、答案返却や成績処理が一段落したことを受け、今週6月8日(月)から12日(金)までの5日間、授業を短縮して、すべての学年で保護者の皆さまを交えた三者面談が行われています。

 保護者の皆さまにおかれましては、お仕事や家事などで大変お忙しい中、ご都合を調整してご来校いただき、心より感謝申し上げます。

 精神的にも身体的にも未熟な小中学生までと異なり高校生ともなると、一般的にはご家庭でお子さまが学校での出来事を保護者の皆さまにお話しする機会が極端に減少する傾向が強くなります。

 これは、通学時間の増加や行動範囲の拡大、部活動などによってライフサイクルが大きく変化することで、ご家庭で家族と対話できる物理的時間の減少や生活の変化に伴う疲労などの増加に加え、成長に伴う精神的自立が加速し、保護者への依存度が低下するためだと考えられます。

 これに加えて、通学エリアが全県に広がる高校は、地域活動との連携も義務教育諸学校に比して格段に減少するとともに、学校で行われる教育活動に保護者の皆さまがかかわる機会が極端に減少するため、保護者の皆さまが高校に足を運ぶ必然的な機会が少なく、保護者の皆さまにとっては、お子さまの高校生活の様子を把握することが難しくなっていることと拝察いたします。

 こうした状況は、どの学校・地域においても言えることで、ある意味では、お子さまの成長に伴って少しずつ「親離れ」が進み、順調に大人への成長を遂げていることを示しているのであり、必ずしも悲観すべきことではないとも感じています。

 しかしながら、保護者の皆さまにとっては、お子さまは何歳になっても「心配の絶えない子ども」であって、やはり、高校でどのように過ごしているのかということについては気になっていることと存じます。

 現在行われている三者面談は、限られた時間での対応とはなりますが、そうした意味でも、お子さまにとって学校で一番身近な大人である担任とお話しいただくことで、生徒たちに対する担任の接し方や指導方針などを共有して相互に関係を深めるとともに、進路などに関する情報共有、お子さまの日常生活の様子についての情報交換など、お子さまがこの先少しでも理想の未来に近づけるよう、有意義な時間を共有してほしいと願っています。

 殆どの高校では、三者面談の機会は年1回この時期に行うことが一般的であり、本校においても、すべてのご家庭を対象とした三者面談はこの時期のみの設定となっています。クラスによって違いはありますが、生徒との二者面談はこの他に年間数回確保して生徒本人の考えや担任による助言などによって生徒に寄り添う機会を設定しています。

 保護者の皆さまにおかれましては、こうした三者面談の機会だけでなく、学校行事や授業公開、そしてPTA活動など様々な機会を通じて学校にお越しいただき、お子さまの学校生活の様子をご覧いただく機会を確保していただければ幸甚に存じます。また、そうした機会を確保する意味でもPTA活動を有効にご活用いただければ幸甚に存じます。

 私たち教職員は、保護者の皆さまと一緒に生徒の未来を考え、協調・協力しながら自己実現を果たせるよう導いていくことが仕事であると考えています。教職員は、生徒の成長や自己実現のために、生徒はもとより保護者の皆さまのニーズに可能な限りお応えできるよう全力で寄り添い、支援してまいります。

 保護者の皆さまにおかれましては、本校の教育活動に対しまして、今後も変わらぬご理解とご協力、そしてご支援を賜りますとともに、ご家庭でご不安に感じることやお子さまの様子などで気になることがある場合は、遠慮なく担任などにご相談いただけますようお願い申し上げます。

 頑張れ、草東生!目指せ、東輝く!

3年間の集大成(女バス最後の挑戦、放送部NHK杯放送コンテスト地区大会)

 部活動に情熱を注ぎ、青春を賭ける高校生たちにとって春から夏にかけてのこのシーズンは、新たに仲間に加わった1年生を迎えるシーズンである一方で、これまで中心となって部の活動を支えてきた3年生たちの最後の活躍の舞台でもあります。6月最初の週末となった6月6日(土)と6月7日(日)にも、そうした節目のステージを迎えた部活動がありました。

 まず、全国高校総体埼玉県東部地区予選に出場し、先週のゲームで見事に勝利していた女子バスケットボール部は、6月7日(日)に越谷北高校において、ブロック決勝への進出を賭けて越谷南高校との2回戦に臨みました。

 越谷南高校は、部員数が多くスキルも高い選手が多数在籍しており、試合は終始相手に主導権を握られる苦しい展開となりました。杉戸高校との初戦では、大事な場面でスリーポイントやドライブが決まり効果的に得点につなげられたことで試合の流れを掴むことができましたが、今回は逆に相手にそうした展開に持ち込まれ、奮闘しながらもシュートがリングに嫌われる場面が多かったようです。結果的にそうしたシュート決定率の差が得点差にも現れ、40対84というスコアでタイムアップとなりました。

 これにより、男子に続き女子バスケットボール部も3年生部員たちが引退することとなり、2年生を中心とした次世代チームに世代交代を迎えることとなりました。

 勝負事ですから、勝つこともあれば負けることもあります。高校生の部活動として大切なのは勝ち負けといった結果以上に、自分たちの出すべき力を発揮できたかどうかということが重要であると考えています。試合に臨むまで、部員たちはそれぞれ強い想いをもって練習を繰り返し、努力を積み重ねてきたはずです。そうした想いと努力の成果が発揮されたのであれば、自分なりの肯定感をもって結果を受け止めることができるはずです。そうした意味で、女子バスケットボール部の3年生の皆さんは、ある程度「やり切った感」を得られたと聞いています。であるならば、次はしっかりと気持ちと向かうべき方向を切り替えて、次なる挑戦である「進路の実現」に向かってほしいと願います。

 一方放送部は、昨日6月7日(日)に本校視聴覚室において開催された令和8年度第62回埼玉県高校放送コンテスト兼第73回NHK杯全国高校放送コンテスト埼玉県大会東部地区予選に出場しました。この大会は、7月下旬に東京都の国立オリンピック記念青少年総合センターにて行われる全国大会の予選で、7つの部門(アナウンス、朗読、ラジオドキュメント、テレビドキュメント、創作ラジオドラマ、創作テレビドラマ、校内放送研究発表)ごとに審査を行い、優秀な生徒(または学校)が県大会、そして全国大会へと駆け上っていく、高校生放送部員たちにとって1年で最も想い入れの強い大会となっています。

 6月7日(日)にはアナウンス部門と朗読部門の地区大会が開催され、本校からは両部門にそれぞれ複数名の生徒が出場しました。

 放送部員たちは、普段の活動を防音の整った放送室の中で行っています。放送室は、その特性から防音だけでなく、廊下との間の窓も小窓1つのみで、外からは部員たちの活動の様子を目にする機会が少ないのが特徴でもあります。それ故に、クラスメイトや教職員からも普段の努力の積み重ねを認知してもらいにくい環境にありますが、校長室の並びに放送室があることから、時折活動の様子を小窓越しに覗くと、部員たちは熱心に指導する顧問の下、日々集中して台本に向き合い、地道に努力を重ねて自身のパフォーマンスの向上に努めています。

 そんな部員たちが、日頃の成果を試す晴れの舞台として今回のNHK杯に出場したわけですが、審査会場が自校であったこともあり、他校生に比べれば落ち着いて力を発揮できたのだと思います。私自身も自校開催という絶好の機会でもありましたので、是非会場で部員たちの雄姿を見ながら直接応援したいと考えておりましたが、今年度最初の生徒募集イベントである東部進学フェアと日程が重なり、残念ながら出場した皆さんを直接応援することが叶いませんでした。

 結果は、出場した部員のそれぞれが、各出場部門で持てる力をある程度発揮できたと聞いています。そしてその中から、朗読部門に出場した3年生3名が見事に県大会への出場権を獲得してくれました。

 今後、6月14日(日)にはドキュメント部門、ドラマ部門、研究発表部門の審査が行われます、そして、再来週の6月21日(日)には、坂戸市文化会館ふれあに於いて埼玉県決勝大会が行われ、全国大会に出場する個人及び学校が決定します。

 県大会出場を決めた3名の皆さんは、残り2週間で更にクオリティーの向上を目指し、自分なりに納得のできるパフォーマンスが発揮できるよう頑張ってほしいと願います。大丈夫、これまでいつも地道な努力を積み重ねてきた皆さんなら、必ず良い結果につなげることができると信じています。

 頑張れ、草東生!掴め、東輝く!

本日のご縁を大切に…(東部進学フェア)

 本日6月6日(土)草加アコスに於いて近隣エリアでは今年度最初の校外型大規模進学相談会である東部進学フェアが開催され、本校もブースを開設させていただきました。

 中学生および保護者の皆さまには、大切な週末のお時間を割いて、たくさんの皆さまにご来場いただくとともに、本校ブースにお越しいただき心より感謝申し上げます。

 この進学フェアは、東部地区南エリア(草加、三郷、越谷)の県立高校を中心に、近隣の公立高校と県内外の私立高校を混じえた個別相談型の進学相談会で、同エリアに居住する中学生と保護者の皆さまにとっては、進学を検討する複数の高校の情報を効率よく知るための貴重な機会となっています。

 また、皆さまをお迎えする高校側としましては、このイベントに合わせてその年の生徒募集業務を本格化する大きな契機となっています。

 毎年会場となる草加アコスホールは草加駅に隣接する商業施設の中にあり、アクセスは抜群の環境ですが、東京都や千葉県の私立高校を含め出展を希望する学校数も多いため、確保できるブースに限りがあり、座席にて同時にお話させていただけるのは2組までとなっていました。

 そうした状況を受け、本校では限られた時間の中で複数の高校の説明を効率よく聞きたいとのお考えを持つ皆さまの大切な時間を無駄にしないよう、お待ちいただいている皆さまにも立ったままご説明させていただきながら対応いたしましたが、それでも尚一定時間お待たせすることとなり、心よりお詫び申し上げます。

 また、本日は大変な混雑の中での対応となりましたため、1組当たりのお時間も十分に確保することが叶いませんでしたので、可能な限り夏休み以後校内で実施いたします学校説明会にもご出席いただけますと幸甚に存じます。

 本日の対応を通じて感じた印象は、やはり中学生や保護者の皆さまの進路に対する意識の高さと情報収集時期の早期化が進んでいることです。特に本年度の入学者選抜から選抜の方法や内容が大きく変わることからご不安も尽きないのだと拝察いたします。

 そうした方におかれましては、校内での説明会にてより具体的にご説明させていただくとともに、個別相談等を含めて改めてご対応させていただきたいと存じます。

 一方で、本校ブースを訪れていただきました方の多くが部活動や学校行事などへの関心が高く、勉学面での成長だけでなく、高校生活を有意義に過ごすために本校受検を考えているということです。

 こうしたことは、本校が文武両道を大切にした教育活動に注力し、勉学や進路実現とともに部活動や学校行事などの課外活動の両面で高みを目指し、豊かな人格の形成と人としての成長に取り組んでいることを十分にご理解いただけていると実感できる貴重な機会となりました。

 本日皆さまが本校ブースを訪れていただきましたことで、皆さまとのご縁は始まったばかり。本日のご縁を大切にし、更に本校の魅力を皆さまの目と肌で感じていただくとともに、願わくば来年の春には本校の制服に身を包んで草東生の仲間として高校生活を謳歌し、輝く自分の姿を手に入れていただきたいと存じます。

 頑張れ、中学3年生!輝け、未来の草東生!

明暗が別れた運命の一日(男女バスケットボール部インターハイ予選)

 本日5月31日(日)杉戸高校にて、全国高校総体埼玉県東部地区予選の1回戦が開催され、本校男女バスケットボール部が出場したので応援に行ってきました。

 この大会は、高校生バスケットプレイヤーにとって夏のインターハイ出場を賭けた1年間で最も重要な大会であり、一部の強豪校を除いて、3年生部員たちにとっては3年間の集大成となる大会で、負けたら引退となる、まさにバスケット人生を賭けた熾烈な戦いとなっています。それ故に、どのチームもいつも以上に熱のこもった戦いが繰り広げられます。

 先に試合があったのは女子チームで、対戦相手はホームゲームとなる杉戸高校でした。杉戸高校は身長の高い選手を揃え多彩な戦術を持つチームで、以前行われた大会では敗れており、本日のゲームはそのリベンジを賭けた戦いとなりました。

 第1試合に登場した女子チームは、スターティングメンバーに3年生3人が名を連ね、気合が入った良い顔つきで試合が始まりました。

 先に点を取ったのは相手チームで、素早い切り替えから2ゴールを奪われ4点のリードを許してしまいます。しかし本校は冷静に対応し2ゴールを奪い返して同点とすると試合は一進一退の展開となりました。本校は相手のファールに乗じてフリースローや3ポイントシュートを決めると、タイトなディフェンスで相手のシュートミスを誘ってリードを奪い、第1クォーターは幸先よく14対10の4点リードで終えました。

 第2クォーターでは、開始直後から立て続けに3ゴールを奪われ逆転を許すと、苦しい展開になるかと思われましたが、ここでも本校は慌てず冷静に対応し、起死回生の3ポイントシュートを3本決めるなど、33対28と5点リードで前半を終えました。

 ハーフタイムには両軍とも監督からの細かな戦術の落とし込みがあり、気持ちを引き締め直して後半が始まりました。

 第3クォーターに入っても相手の猛攻は続きましたが、本校は粘り強いディフェンスから攻撃に転じる冷静な試合運びで終始リードを保ちながら試合を進めました。要所で3ポイントを決め10点のリードを保って試合を進める本校に対して相手は徐々に焦りが見え始め、高さのある選手を投入して打開を測りますが、本校は3年生ゲームキャプテンと2年生エースが中心となり一体感のあるゲーム展開で応戦します。第3クォーターが終わった時点で57対42とリードを15点差に広げ、ゲームの主導権を完全に掴んだかに見えました。

 迎えたファイナルクォーターでは、ホームチームの利を生かし男子部員の力強い応援を背中に受けた相手チームは、目の色を変えて勝負を仕掛けてきました。すると相手の長身センターがゴール下での力強さを発揮し、3連続ゴールを含む活躍を見せ、ジリジリと追いすがってきます。しかし本校は3年生ポイントカードを中心に終始冷静に試合を進め、大事な場面で3年生が値千金の3ポイントを決めて相手を突き放します。

 相手が最後の力を振り絞って猛攻を仕掛ける中、ラスト2分を切ったところで、本校はこの大会に全てを賭ける3年生に試合を託し、オール3年生チームで試合の締めに臨みました。カウントダウンが始まり激しいボールの奪い合いとなる中、待ちに待った勝利のブザーが鳴り、終わってみれば76対58と大差をつけて、見事にリベンジを果たしました。

 試合後は、応援に駆けつけてくださった保護者の皆さまにチーム全員で挨拶をして、爽やかな笑顔を届ることができました。

 次の戦いは 6月7日(日)相手は強豪越谷南高校との対戦となります。同じ文武両道を大切にする学校同士の戦いとなりますが、最後まで諦めることなく全力を尽くして勝利を目指して欲しいと願っています。

 一方男子チームは第4試合に登場し、草加西高校との市内対決となりました。相手は180cmを裕に超える選手を2人擁し、本校よりも平均身長が高く体格もがっちりしており、難しい試合になりそうな予感がしました。

 試合が始まると、相手の3ポイントシュートを皮切りに立て続けに3ゴールを決められ、一気に7点のリードを奪われました。本校はシュートファールによって得たフリースローで1点を返すも相手の勢いを止めることはできず、その後もフリースローのチャンスを決められずに第1クォーターを終わって11対20と9点のリードを奪われました。

 リズムの悪い本校は、第2クォーター開始直後から積極的に攻め、2連続ゴールを奪いましたが、その後スリーポイントシュート2本を含む 6連続ゴールを奪われ、さらにリードを広げられます。逆襲を試みる本校は積極的にボールを奪いに行きましたがファールが重なりさらに苦しい展開となります。前半が終わって31対53と大きくリードを広げられてしまいましたが、選手たちの目はまだ闘志を漲らせています。

 ハーフタイムでは、監督からの戦術を再度確認し、選手たちは士気を高めて後半のコートに散って行きました。

 迎えた第3クォーターは、本校がファーストゴールを奪いましたが、その後ファールによって得たフリースローをことごとく決めることができず、逆に相手に主導権を握られてしまう結果となりました。しかし、思い通りの展開に持ち込めずに厳しい状況が続く中でも諦めずに1ゴールを奪おうと必死になって戦う姿は、高校生スポーツのあるべき姿を見せてくれている気がしました。苦しい展開が続いた第3クォーターは、わずか2ゴールに抑えられ、36対78と決定的な差をつけられてしまいました。

 最後の第4クォーターでは、それまで出場機会のなかった3年生が揃って出場し反撃を試みるもミスが目立ち点差は縮まりません。フレッシュなメンバーに変わった相手チームの走力を抑えることができず、終わってみれば56対105の惨敗となりました。

 これによって男子チームは3年生が引退することとなりますが、最後に3年生チームで戦えたことは3年生にとって大切な思い出となったはずです。この思いを胸に、今後は気持ちを切り替えて進路実現に向けて、妥協せずに頑張って欲しいと願います。

 保護者の皆さまにおかれましては、大切な休日にも関わらず多数会場にお越しいただきますとともに、力強い応援をいただき誠にありがとうございました。皆様の声援に背中を押された選手たちは、普段の練習の成果をしっかりと発揮してくれました。こうして生徒たちが情熱を持って部活動に取り組めるのも、保護者の皆さまの温かなご支援があってこそのことだと強く感じています。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、草東生!頑張れ、男女バスケットボール部!

 

無限大のパッション(第47回体育祭)

 本日5月28日(木)本校グラウンドにて恒例の体育祭を開催しました。昨日実施した予行では幸運にも空には雲がかかり、気温も上がらずに絶好の日和の中での実施となりましたが、本日はそれまでの天気予報を覆して、朝から日差しが照り付ける中での実施となりました。暑さに加えて生徒の熱気で熱中症が心配されましたが、心配された雨の影響もなく、年に1度のスポーツの祭典に相応しい最高の舞台が整いました。

 本日に先立って、昨日は「予行」として一部種目の予選と本番前最後の練習が実施されました。実施した種目は「100m走」「綱引き」の2種目と、学年を問わず団結して一体感を高めるために3年前から新たに導入された団全員によるパフォーマンスタイム、団タイムでした。 「100m走」と「綱引き」の予選は勝ち抜いた者しか本日の本戦に出場することができないため、どの団も全員で円陣を組んで気合の入ったパフォーマンスを見せてくれました。

 そして迎えた本日の本番では、朝からグラウンドに出てくる生徒たちの顔つきが昨日以上にキラキラしており、最高のパフォーマンスを見せてくれる予感がしました。

 開会式に先立って行われた本校の伝統「ボイスラン(入場行進)」では、団旗を先頭に各団全員(120名)が如何に元気よく、美しい隊列で入場できるかを競いました。また、昨日遅くまで時間を割いて3年生が作成した団旗は、各団の団結の象徴として掲げられ、団員たちを勇気付けていました。

 開閉会式などの式典は体育委員が、進行や競技の実況中継などは放送委員が、その他の運営は各運動部の生徒たちが分担して主体的に動き、スムーズに進行していきました。

 午前中の実施種目は大縄跳び、男女100m走準決勝、綱引き、女子800m走、男子1000m走、女子ロープ引き、男子騎馬戦、クラス対抗リレーでした。

 クラス全員で挑む大縄跳びでは跳んだ回数分だけ得点に加算されることから、大きな掛け声でタイミングを合わせて大記録にチャレンジしていました。

 男女の100m準決勝は、48名が出走した昨日の予選の上位16名で争われ、着順で上位8名が草加東高校№1の座をかけた栄光の決勝にコマを進めました。

 続いて行われた綱引きの準決勝、決勝では、昨日の予選を勝ち上がった4団による戦いとなりました。競技開始の合図と同時に綱から聞こえる「ピシッ」という音が、生徒たちのパワーの大きさを物語っています。陣地によって有利不利があるようでしたが、決勝戦まで熱戦が繰り広げられました。

 女子800mと男子1000mの長距離種目は、過酷な種目であるが故に、出場した選手は着順に関係なく一様に「団のために」という強い思いを感じる走りを見せてくれました。

 女子ロープ引きは、棒引きの棒を短いロープに変えたもので、敵軍に引きずられて埃まみれになりながらもロープを離さず諦めない姿に、競技に没頭する真剣さを感じました。

 男子騎馬戦は、シャツを引っ張られることによる転倒などを防止するため上半身裸での競技でしたが、敵の騎馬をどう追い込んで帽子を奪うのか、それぞれに戦略が練られた戦いが見られました。

 午前の部の最後を飾ったのは、体育祭の花形種目クラス対抗リレーです。各クラス男女3名ずつ、計6名の勇者が誇りをかけて競うレースは、各学年ともに白熱したレースとなりました。また、学年ごとに学年団の教員チームも出場して真剣勝負する姿に、生徒たちも大喜びでした。

 昼食休憩を挟んで午後の最初の種目は、団タイムです。3年生を中心に練習を重ね、昨日までに仕上げた団のパフォーマンスは、どの団も見違えるように洗練され、声の大きさも、動きのシャープさも、そして団員全員の一体感も、何もかもが昨日の比べものにならないほど素晴らしいものとなっていました。特に各団の3年生がリーダーシップを発揮して、シャウトしながら120名を引っ張る姿は見応え十分で、感動すら覚えるほどでした。

 続いて行われた学校ナンバーワンのスピードスターを決める男女100m走決勝は、会場全体の視線が栄光のスタートラインに立った8名の勇者に集まり、緊張に包まれる中で行われ、男女とも3年生が貫録を見せて本校ナンバーワンの称号を手にしました。

 クラス全員が参加したBamboo Jumpは、小学校時代から経験してきたメジャー種目ですが、高校生のそれは小中学生とはスピードと迫力が全く異なり、ダイナミックで迫力あるレースとなりました。

 そして体育祭の締めを飾るのは1年生から3年生まですべての学年の生徒で構成する団対抗リレー。各クラスから選りすぐられた選手が各団のすべての生徒の想いを背負ってバトンを繋ぐリレーで、本日行った全プログラムの中で最高潮の盛り上がりを見せました。すべての生徒が一心に自団の勝利を願ってボルテージがMAXになる中、出場した走者たちは力の限りを尽くしたレースを展開してくれました。

 閉会式では、結果発表と表彰を行い、団ごとに座った生徒たちが、競技の結果に一喜一憂しながら、今日1日を名残惜しそうに振り返っていました。勝者となった生徒も敗者となった生徒も、一様に全力を出し切ったという達成感や、仲間とともに一つになれた一体感、そして純粋にスポーツを楽しめたという充実感に満ち溢れていました。

 この体育祭を通じて感じたのは、やはり3年生の底力です。行事を楽しもうとする情熱と、想像力を働かせながらアイデアをぶつけあう企画力、下級生を巻き込んで一体感を高めようとするリーダーシップ。どれをとっても「さすが最上級生」と唸らせる存在でした。下級生たちはそうした頼もしくカッコいい3年生の背中をしっかりと目に焼き付けたはずです。来年以降は、自分たちがリーダーとなって先輩たちを越えていくことになるのです。そうした積み重ねが皆さんを輝かせ、本校の歴史と伝統を塗り替えてゆくのです。

 本日生徒の皆さんが見せてくれたとおり、皆さんには既に一体感をもって高みを目指す力は十分に備わっています。また、放送委員の的確かつ明瞭な進行に合わせて自分たちの行動をコントロールし、学校全体の秩序を維持しながら主体的に取り組もうとする素晴らしい姿もしっかりと見ることができました。今後もこうした素晴らしいスピリットに対して自信とプライドを持ち、何事に対しても更なる高みへと向かって邁進し続けてほしいと願います。

 本日は、平日にもかかわらず多数の保護者の皆さまにご来校いただきますとともに、生徒たちの奮闘に熱い声援をいただき、心より感謝申し上げます。おかげさまで、生徒たちは、最高のパフォーマンスを見せることができ、仲間たちとの一体感や全力を尽くした達成感を全身で感じることができました。

 また、同時に保護者の皆さまの生徒たちに対する愛情の深さを改めて感じることができる大変有意義な機会ともなりました。今後とも、変らぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、草東生!目指せ、東輝く!

人生初の震度7(避難訓練)

 5月25日(月)中間考査最終日の本日は、全学年2科目の考査を行った後、3限目として避難訓練を実施しました。

 本日の避難訓練は、近年我が国で頻発し、私たちの生活に大きな影響を与えている強い地震とこれに伴う火災の発生を想定して行われました。火災は特別教室棟4階の家庭科室からの出火とし、避難開始の指示のもと「おかしもち」を守りながら、全校生徒たちがグラウンドに避難しました。

 全員の避難が完了したのち、草加消防署青柳分署の消防士の方から講評をいただきました。また、今年度は消防士の皆さんのご指導のもと、数年ぶりに学年ごとの災害訓練(消火体験、煙体験、地震体験)が行われ、生徒たちは普段味わうことのできない災害現場で起こりうる様々な体験をすることができました。

 本日は訓練のため、生徒たちはしっかりと「おかしもち」を守り、冷静な表情で避難してきましたが、実際の災害時には冷静な思考力や適切な判断力、迅速な行動力を維持することは難しく、誰もが自身の身を守ることで精一杯となり、パニックに陥る可能性が高くなります。

 そうした想定外の場面に遭遇した時に適切に対応するためには、それまでの生活の中で、いかに「良い準備」を重ねることができるかが重要であるといわれています。これは災害対応だけでなく、スポーツ、ビジネス、学問、日常生活など、ありとあらゆることに共通する考え方なのだと思います。そうした意味では、本日は「おかしもち」を遵守した訓練ではありましたが、生徒たちにとって貴重な経験となったことは間違いありません。

 生徒たちの訓練が終了したのち、消防士の方のご厚意で、私も久しぶりに起震車を体験する機会をいただき、今回は震度7の揺れを体験することができました。ダイニングに見立てた部屋で椅子に座り、事前に頭の中でシュミレーションをして心の準備をしたつもりでしたが、震度7の揺れは想像以上に激しく、一瞬で恐怖とパニックに陥り、手すりにつかまって座ったままの体制を維持するのが精一杯でした。もしテーブルや手すりが固定されていないものであったなら、なすすべなく転倒し、家具の下敷きになっていたに違いありません。

 本日は模擬体験でしたが、近年は現実に国内各地で大規模な地震が頻発し、甚大な被害にあったり、未だ復興が成されていない地域が複数あります。また、埼玉県を含む首都圏は、近い将来直下型の大地震が発生する可能性が高いともいわれており、「身の周りで実際に起こったら」と考えるだけで恐ろしいと感じるとともに、大切な生徒たちの命を預かる学校としても有事に備えた準備や訓練の重要性を改めて痛感することとなりました。そうした意味で、私自身にとっても貴重な経験となりました。

 生徒たちには、今後突然遭遇する様々な災害に備えて良い準備を怠らずに、自身の命は自分で守るとともに、自分にとって大切な人の命を守れる存在であってほしいと願います。

 頑張れ、草東生!目指せ、「東輝く!」

嬉しい知らせが…(男女バレー部県大会出場決定)

 本日位5月25日(月)朝の職員朝会にて、うれしいニュースが報告されました。

 一昨日の5月23日(土)毎日工業アリーナ久喜にて行われた全国高校総体バレーボール競技埼玉県東部地区予選において、男女バレーボール部が揃って激戦を勝ち抜き、見事にアベックで県大会に名乗りを上げました。

 男子バレーボール部は、初戦となった杉戸高校戦をセットカウント2-0(25-21、25-21)で下し、代表決定戦では杉戸農業高校に2-0(25-9、25-19)のストレート勝利を飾り、見事に2連勝で東部地区代表(6枠)の座を勝ち取りました。

 一方の女子バレーボール部は、試合の数日前に3年生部員たちが揃って校長室を訪ねてきて試合の案内をしてくれていました。女子は4月下旬に行われた関東予選でシード権を獲得していたため、吉川南美高校との代表決定戦のみでしたが、こちらも2-0(25-10、25-14)で危なげなく勝利し、見事に県大会出場(9枠)を決めました。

 当日は男女とも同じ試合会場であったので、是非男女どちらも応援に行きたかったのですが、PTAの進路講演会が学校で行われたため、残念ながら応援に行くことは叶いませんでした。そうした中で、今朝、男女両部の顧問から県大会出場権獲得の吉報があり、職員室中が大きな歓喜と拍手で沸き上がりました。

 県大会は、6月15日(月)から始まります。大会まで約3週間、自分たちにできる「良い準備」を妥協なく重ね、悔いなく大会に臨めるよう頑張ってほしいと願います。また、怪我等でコンディションが十分でない部員はしっかりと回復に努め、万全の状態で試合に臨んでほしいと願います。男子も女子も、県大会での活躍を期待しています。

 頑張れ、草東生!輝け、男女バレーボール部!

子供たちの未来のために(PTA進路講演会)

 本日5月23日(土)本校視聴覚室にてPTA主催のPTA進路講演会が開催され、85名の保護者の皆さまに参加していただきました。参加された保護者の皆さまにおかれましては、大切な週末のお時間を調整してご参加いただき、深く感謝申し上げます。

 また、昨年度から時間をかけて話し合いの機会を持ち、PTA会員の皆さまにとって、迫りくる子供たちの未来(進路実現)を適切に支えるための貴重な学びの機会として、中心となって本講演会の企画・運営にご尽力いただきました進路指導委員会の皆さまには、重ねて感謝申し上げます。

 本講演会では、皆さまに考えていただく視点を2つに分け、前半は本校進路指導主事による本校の進路指導の内容と卒業生および在校生の現状についてお話させていただきました。

 平成年代以降首都圏を中心に新たな大学の新設や多様な学部学科の設置の進行と相反するように全国的な少子化が進行し、多くの大学が存続をかけて学生の確保に注力していることに伴い、近年高校生の進路事情は大きく変容しています。

 平成前期までは、全体の3割から4割程度であった高校生の大学進学率が、現在は6割(埼玉県では65%超)を超え、専門学校への進学者が2割を切る状況となっています。その傾向は普通科に在籍する生徒ほど強く、今や大半の高校生が大学進学を目指す時代となっています。

 大学進学に限らず専門学校進学や就職においても、その関門となる選抜の在り方や合格を手にするための難易度は年々大きく変化しており、もはや保護者の皆さまが経験した時代の価値観では適切に対応することが困難となりつつあります。

 また一方で、目的意識が不明瞭のままで安易な進路選択をしたことにより、進学・就職後に自己肯定感を高めることができずに中退や離職に至るケースも増加しています。これは、自分の未来に正対して「なりたい自分の姿」を追求することを十分にせずに、安易に手の届く範囲の中での進路選択をしてしまうことに起因するケースがほとんどとなっています。

 本校においても大学への進学率が向上しており、そうした状況を受けて、様々な課題を踏まえた最新の大学進学事情への理解を深めていただくために、本日の進路講演会を開催する運びとなりました。

 本講演会では、本校進路指導主事より、そうした状況下に居る本校生徒たちの現在位置や本校の進路指導の実情、今後の見通しなどに加え、後半には、キャリア教育に関する専門家である(株)キャリアコンセプト代表取締役の萩原様をお迎えして、大学を中心とした進路実現の現状や留意点などについてお話しいただき、保護者の皆さまに最新の進路事情への理解を深めていただくことができました。

 萩原様のお話は、ご家庭でお子さまの進路にどう向き合うべきかという基本的なことから上級学校入学や入職までの時期に合わせて対応すべきプロセスを追ったお話で、更には入学に伴う金銭的負担の捉え方なども踏まえた多面的な情報をご提供いただくことができ、保護者として不安に感じる事項への理解も深まったのではないでしょうか。講演時間が押してしまったため質疑応答の時間を取ることができませんでしたが、講演会終了後、多くの保護者の方が個別に質問されていました。

 近年、進学も就職も売手市場が急激に進んでおり、一部の難関校を除いて合格を手にするための難易度が軟化している傾向があります。また、実際に全国の大学の約6割が募集定員を充足していない実情があり、進学においても就職においても学力・人物ともに優秀な生徒の早期争奪戦となっている様相があります。今後ますますそうした状況が顕著となる時代を生きる生徒たちには、大学進学に限らず、専門学校進学や就職であっても、「現在の力で実現できる未来(合格できそうな学校)」ではなく、より高い理想と目標を掲げ「目的を達成するために本気で実現したい未来(学びたいことが学べる学校)」の実現に挑んでほしいと願います。

 本日は、予想を上回り多くの保護者の皆さまにご参加いただきましたことで、改めてお子さまの進路実現に対する保護者の皆さまの関心の高さを確認することができました。保護者の皆さまにおかれましては、変化の激しい進学・就職事情を適切にとらえ、正確な情報を根拠にしながら、お子さまと「進むべき未来」についてじっくりと考える時間をお持ちいただければ幸甚に存じます。もし、ご不明な点やご不安なことがあれば、来月実施いたします三者面談の機会などを活用して、遠慮なく担任等にご相談いただけますようお願い申し上げます。

 本校教職員一同、生徒たちが本気で目指す「第一志望」を実現させるべく、しっかりと並走し、輝く未来を手にするまで全力で支援してまいります。

 頑張れ、草東生!掴め、輝く未来!