2024年7月の記事一覧
成長する夏に (終業式講話)
先日、野球部の試合がレジデンシャルスタジアムで行われ、皆さんを含めて250人以上というたくさんの方が応援に来ていただきました。選手の皆さんもそれに応えるいい試合をしてくれ、応援スタンドとグランドが一体となってとても感動しました。
野球部にまつわる話を紹介します。先日、校長あてにあるバス運転手さんから電話をいただきました。運転手さんのお話では、本校生徒が練習試合に向かうためバスに乗っていたとき、途中から乗車してくるお年寄りに席を譲るなどすがすがしい行動に、ほかの乗客も含めてバスの中の雰囲気がとても暖かいものであったので、うれしくて電話をしてきてくれたそうです。次の試合には一ファンとして応援に行きますとおっしゃっていたので先日の試合をスタンドから、見ていてくれたかもしれません。
私はこの話を聞いて、本校生を誇らしいと思う反面、このことを特別に感じてしまう世の中の状況が残念だと感じました。
運転手さんがおっしゃるには、日頃、携帯電話を見ていてお年寄りや体の不自由な方などの存在に気づかない、または気づかないふりをしている高校生が多いそうです。高校生だけではない話かもしれないが、運転手さんはそのような状況を毎日見ているので、本校生徒の行動を素晴らしいと感じたのだと思います。
今、社会では他人に対して寛容性がなく、自分勝手な行動をする人が多くなっている気がします。一方、困っている誰かに手を差し伸べられる社会は、みんなが気持ちよく生活できる社会です。君たちの力で、社会を変えていってほしいと思いますし、すでに、そのような行動をしてくれている生徒が本校に多いことを頼もしく思います。
さて、4月の始業式に「志」の話をしました。クラーク博士の「少年よ大志を抱け」の話ですが覚えていますか。今学期を振り返り、皆さんは「夢」や「やりたいこと」に志をもって、どれくらい近づいたでしょうか。
明日から始まる夏休み、時間を有効に使って、自分の夢に近づく夏にしてください。例えば、大学進学を希望している生徒は、1年生から参加できるオープンキャンパスもあります。
専門学校に行きたいという生徒は、学校を見に行くだけでなく、その先にある職業の現場を見に行くこともいい経験になります。さらに、思いっきり部活に取り組むこともいいでしょう。今しかできないことに全力で取り組んで、一人一人が成長できる夏にしてください。
ブログの題字を書いていただきました
本ブログの題字を、書道部部長の牧野妃夏さんに書いていただきました。ブログには生徒に話したことなどを掲載します。学校の日常の様子は上部メニューバー「各学年・今日の草東」から各学年とカロ日誌に掲載しています。こちらも併せてごらんください。
なお、気になる言葉「言の葉」ではできる限り引用元を示します。お気づきの点がありましたらお知らせください。
うれしい電話がありました
学校はいろいろな方からお電話をいただきます。先日、あるバス会社の運転手さんからご連絡をいただきました。
運転手さんからお聞きしたのは、本校生徒が部活動の練習試合で路線バスで会場に向かう途中の出来事でした。
はじめは乗客が少なかったのですが、途中からお年寄りの方が乗車してきたときに、本校生徒が当たり前のように自然に席を譲り席への移動を気遣っていたそうです。その後、他のお客さんが乗車してきたときも、部員たちは全員が同じ行動をとっていて、バスの中がとても温かな雰囲気に包まれたそうです。
日頃、バスを運転していて、スマホを見ていて周りの人に気づかない、または気づいても周囲に気配りができない高校生も多いなか、とても嬉しくて学校に連絡をしていただいたとのことでした。
電話を受けた私も、とてもうれしい気持ちになりましたが、こうした若者の行動を見たとき「嬉しい」ではなく「普通」と思える社会にしていかなくてはならないと感じます。
いま、DXやリモートが推進され、人と人との触れ合いの中で人間性を高めていく機会が少なくなっています。学校は子供たちにどのような力を身に着けていくことが大切か改めて考えさせられました。
最後に運転手さんからこんな言葉をいただきました。「学校は世間からいろいろ言われることもあるだろうけど、先生方は正しいこと・間違っていることをプライドをもって指導してください。7月15日の試合も応援しています。」とエールをいただきました。
野球部諸君、いろいろな人が応援している。全力のプレイで応えていこう!!
【気になる言葉】
人は他人のために存在する。
何よりもまず、その人の笑顔や喜びがそのまま自分の幸せである人たちのために。
そして、共感という絆で結ばれている無数にいる見知らぬ人たちのために。
アルベルト・アインシュタイン