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インターハイへの熱き挑戦(水泳部関東大会)

 

 本日 7月19日(日)神奈川県の横浜国際プールにおいて 、第77回関東高等学校選手権水泳競技大会が開催され、本校から2名の水泳部員が出場しました。

 この大会は令和8年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の予選も兼ねており、この大会でインターハイ参加標準記録をクリアすれば、8月に滋賀県で行われるインターハイへの出場権を獲得することができるレギュレーションとなっています。

 本校からは、先に行われた県予選において女子800m自由形に出場し、9分56秒84の記録で見事に7位入賞を果たした関根千桜里さん(2年)と、男子100m背泳ぎに出場し、1分01秒40の記録で見事8位入賞を果たした木尾悠人くん(2年)の2名が出場しました。

 この大会では、競技時間の短縮のため、前の組の選手がまだ泳いでる間に次の組の選手が紹介され、選手がゴールした後も、まだ選手がプールの中にいる状況で次の組のスタートが切られる変則的なタイムテーブルとなっており、テレビなどで見る通常の水泳大会とは異なる進行スタイルに見ている私は大きな驚きを感じました。それでも選手たちは全く意に返さず、何事もなかったかのように次々とスタートしていきました。

 先に登場したのは関根さんで、タイム決勝となった女子800m自由形の第2組に登場しました。

 近年は私立高校など強豪校を中心に屋内プールでの練習が主流となったため色白の選手が多い中、小麦色に日焼けをした関根さんの姿は、見るからにトレーニングを積み重ねたことがはっきりとわかる逞しさを感じました。

 10人の選手が並ぶスタート台で、少し緊張した雰囲気で第4レーンのスタート台に立った関根さんは、スタートの合図とともに素晴らしい飛び出しを見せ、頭一つ抜け出して全体のトップで最初の50mを折り返しました。

 800mは、50mのプールを8往復16回泳ぐ競技ですが、その後は36秒から37秒のペースでラップを刻み、一度もトップを譲ることなく、2位に3秒の大差をつけてトップでゴールしました。

 第2組では見事にトップでゴールしたものの、自己ベストには僅かに及ばず、またインターハイの派遣標準記録も残念ながらクリアすることができませんでした。

 続いて男子100m 背泳ぎ第3組に登場した木尾くんも、スタート前は緊張している様子でしたが、いざスタート台に立った時には闘志が感じられ、良い記録を出してくれそうな気がしました。

 同じ組には関東を代表するトップスイマーがエントリーしており、苦戦することが想定されましたが、木尾くんはスタート直後の前半から先頭集団に喰らいつき、僅かなビハインドで50mを3位で折り返します。短距離特有の苦しさがある後半も粘りの泳ぎを見せ、最後は5人ぐらいが 団子状態でゴールしました。結果的にはこの組で7位にとどまりましたが、1分01秒07のタイムで自己ベストを更新する素晴らしい泳ぎを見せてくれました。

 インターハイ派遣標準記録にあと3秒ほどに迫っていた木尾くんでしたが、残念ながら派遣標準記録のクリアはならずインターハイの出場権を得ることはできませんでした。

 2人ともインターハイ出場への夢は叶いませんでしたが、2人が見せてくれた魂のこもった泳ぎはインターハイ出場を叶えた選手と何ら変わりはない素晴らしい泳ぎでした。県予選の順位を考えれば当然厳しい戦いであることは受け入れた上で、それでも果敢に立ち向かっていった2人の挑戦は、決して敗者でも恥じることでもなく称賛に値する素晴らしい姿でした。凹むことなく胸を張って堂々と学校に帰ってきてください。

 一方で2人を見ていて感じたのは、当然のことながら 「上には上がいる」ということを見せつけられた大会ではありましたが、関東や全国などのハイレベルな舞台に出場すればこうした状況には必ず遭遇することになります。

 大切なのは、強豪ひしめく埼玉県の代表として関東大会というハイレベルな大会に出場したという事実そのものに自信とプライドを持つことと、そうした日本を代表する高校生トップスイマーたちと同じ舞台に立ち、同じレースで泳ぐ姿を見て、その差を肌で感じられたことを忘れないことです。こうして同じ舞台で直接対決し、相手の強さを肌で感じた経験は、2人にとって何事にも代えがたい貴重な経験になったはずです。

 もちろん、当然のことながら大きな悔しさを感じているとは思いますが、今日の悔しい経験を糧に、改めて自分に課す当たり前の基準をアップデートし、さらなる精進を重ねて来年のこの大会ではインターハイへの切符を勝ち取ってほしいと願います。

 また2人の経験が、草加東高校に新しい風を吹き込み、部員同士が切磋琢磨する好循環となって、次なる選手たちが関東や全国の舞台へと駆け上がってくれることを願っています。

 本日は2人の保護者の方々もお越しになっていたと顧問から伺いましたが、ご挨拶もできず大変申し訳ありませんでした。こうしてご家族の皆さまがしっかりと寄り添い、支えてくださるおかげで選手たちは安心して競技に集中することができています。

 今後とも変わらぬご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 頑張れ、草東性!輝け、水泳部!