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入学式

令和2年度入学式

4月8日水曜日。本日第41回入学式が挙行されました。

新型コロナウイルス対応のため、全員マスク着用で新入生と教職員のみで挙行しました。

限られた時間の中での入学式でしたが、41期生318名の入学を許可されました。

 

  

 

 

平成31年度入学式

平成31年度入学式

 

48日月曜日 平成31年度第40回入学式が行なわれました。

担任による呼名のあと、322名(男子123名、女子199名)の入学が許可されました。



【校長式辞】

ロビンソン・クルーソーを知っていますか。

 

ロビンソン・クルーソーは、小さい頃から船乗りに憧れ、

実際に船乗りになり、

大きな船の乗組員となって航海に出るようになります。

そしてなん度めかの航海で

乗っていた船が難破してしまいます。

助かったのはロビンソン・クルーソーだけでした。

そして彼は無人島に漂着します。

1659930日、彼が26歳のときのことでした。

 

ロビンソン・クルーソーは

自分がどこにいるのかわかりません。

彼は、絶望します。

しかし生きていかなければなりません。

この無人島でたったひとりで、生きていけるのか、

とても不安です。

しかしいつまでも不安にとらわれていたら、

生きていくための一歩を踏み出せません。

彼は考えます。

自分が生きていくために必要なものはなんだろうか。

健康、きれいな水、太陽の日差しが避けられる場所。

獣にしろ人間にしろ

自分に危害を加える襲撃から身を守ること。

そして海が見える場所に家をつくること。

彼は生きるために行動を起こします。

そして、ほかの乗組員がだれひとり助からず、

自分ひとりが助かった意味を考えていきます。

 

しかし、ロビンソン・クルーソーは

まだ不安から抜け出せません。

彼は自分の置かれている状況をノートに書いてみます。

それは、毎日同じことで悩むことから

解放されたいからでした。

彼は、ひとつひとつの状況について、

悪い点と善い点を書き出しました。たとえば、悪い点は、

「絶海の孤島に漂着し、救われる望みはまったくない」

善い点は、

「ほかの乗組員は全員溺れてしまったのに、

自分ひとりは助かって生きている」

あるいは、悪い点は、

「私には話し相手も、慰めてくれるひともいない」

善い点は、

「難破した船が、浜辺近くに押し流されてきたために、

多くの物資を取り出すことができ、

生きていくのに必要なものを手に入れることができた」

こんなふうに書いていって、彼は気づきます。

この世のなかで、

ほかにはないと思われるほど痛ましい境遇にあっても、

そこには感謝に値するなにかがあるということを。

ロビンソン・クルーソーは生きようとします。

そして、自分の一日が生産的であるために、

計画を立て、一日のうちのそれぞれの時間を、

なにをするために使うかを決め、習慣としていきます。

 

島に漂着して15年目のある日、

砂浜に人間の裸の足跡を見つけます。

18年目のある日、

その砂浜に人間の骨が散らばっているのを発見します。

彼は危険を感じます。

23年目、自分に危害を加えるであろうひとたちが、

海岸で焚き火をしているのを目撃します。

26年目、彼らに囚われて島に連れて来られた

少年を救い出します。

ロビンソン・クルーソーは、助けた日にちなんで

少年をフライデーと名付けます。

27年目、海に大きな船が現れます。

その船からボートがやって来て、

3人の男を置き去りにして行こうとします。

その船では、反乱が起こって、

船長と航海士たちが追放されてしまったのでした。

ロビンソン・クルーソーは、フライデーとともに

彼らを助け、船に乗り込んでいき、船を取り返します。

そして遂に、彼は絶海の孤島を脱出します。

この島に漂着して282か月19日後のことでした。

 

ロビンソン・クルーソーは、

それまでの自分の人生よりも長い年月を

無人島で生き抜きました。

自分が生きていくためにはなにをするべきかを考え、

ときに失敗しながら行動しつづけました。

同時に、自分の心のなかの絶望や不安、

恐怖といったものの実体を見極め、

なにが大切でなにが大切でないかという自分の価値観や

この世界の仕組みはどうなっているのかという世界観を

少しずつタフにしていきました。

 

新入生の皆さん、

あなたたちは、いま、ロビンソン・クルーソーです。

これからこの学校で、たくさんの行動を起こし、

自分の頭で考え、多くの発見をし、経験を積み、

自分の人生を生き抜いていく力を身につけていきます。

 

どうぞ、この学校で希望を語ってください。

悩みを語ってください。

わたくしたちは皆さんを全力で支えていきたいと思います。

 

本日ご臨席いただいております、

そうか光生園 矢作園長さま、

そよかぜの森 宮本所長さま、

三嶋会長はじめPTAの皆さま、

関会長はじめ後援会のみなさま。

皆さまがいらっしゃる前で、

新入生を迎えられましたこと、

なによりの喜びでございます。

この322名が、これからどのように成長していくか、

温かく見守っていただければと思います。

 

新入生の保護者の皆さま。

子どもを育てるということは、

なにより親自身が成長していかなければならない、

これがわたくしの実感です。

これからは、皆さまのお子さまが、

皆さまと学校をつないでいってくれます。

本日入学した彼らを真ん中に置いて、

皆さまと一緒に歩んでいきたいと思います。

お子さまの草加東高等学校へのご入学を

心よりお喜び申し上げます。